ご依頼のきっかけをお聞きすると、「とにかく和式を洋式に変えたかった」とひと言。和式のままでは不便を感じるお客さんが多く、何とかしたいとずっと思っていたとのことでした。
特に気にされていたのは、高齢のお客さまや足が不自由な方が使いづらそうにしている場面を何度も見てきたこと。段差があってしゃがみにくい和式は、来店されるお客さんにとってハードルになっていたようです。「誰でも気軽に使えるトイレにしたい」というのが、今回のご依頼の核心でした。
※和式トイレは昭和後期から平成初期にかけて一般的でしたが、現在は新設されることはほぼありません。既存の床下配管は建設当時のまま残っていることが多く、劣化・腐食のリスクがあります。飲食店やオフィスビルの古いトイレほど、床下を開けて初めて分かる問題が潜んでいます。
〇施工のこだわり
まず床を開けて現状確認。見えない問題を先に潰す
和式から洋式への変更で最もリスクが高いのが、配管の位置と床下の状態です。
今回の現場(昭和後期築の鉄筋コンクリートビル)では、便器を撤去した後に床を斫り、排水管の通り・勾配・腐食の有無を目視で確認しました。
既存の排水管は鋳鉄管でしたが、腐食が進行しており、そのままでは洋式便器の排水に支障をきたすリスクがありました。
鋳鉄管とは、鉄を主成分とした古い排水管の素材です。昭和の建物には今でも多く残っています。
腐食が進むと内部が崩れて詰まりやすくなり、水漏れの原因にもなります。今回はVP塩ビ管への更新を行い、長期的な排水性能を確保しました。
〇旧便器撤去から配管更新・モルタル下地打設まで一括施工
便器の入れ替えだけを行う業者は多いですが、NEWIDEでは床・配管まで含めた一気通貫の施工にこだわっています。
〇今回の施工手順は以下の通りです。
1. 既存和式便器の撤去・床解体
2. 床下掘削・既存排水管の確認と撤去
3. VP塩ビ管への配管更新・フランジ取付け
4. モルタル下地打設(勾配調整含む)
5. 洋式便器(TOTO製)の設置
6. 床・壁・扉の塗装仕上げ・電気工事
特にモルタル下地は、仕上げ床の美しさと排水勾配の精度を左右する重要な工程です。職人が手仕上げで勾配をつけることで、水が滞留しない清潔な床を実現します。
〇「使い続けられるトイレ」を目指した仕上げ
仕上げはコンクリート調の塗装床です。タイルや石材を貼る方法もありますが、飲食店トイレの場合は継ぎ目のないフラット仕上げの方が清掃性に優れています。目地に汚れが溜まらず、拭き掃除だけで済むため、現場スタッフの負担も下がります。
壁も新たに塗装し直すことで、便器だけ新しくなったパーツ感のある仕上がりではなく、空間全体として清潔感のあるトイレに生まれ変わりました。
飲食店トイレでタイル仕上げより塗装仕上げを選ぶ主なメリットは、目地がないため汚れが溜まりにくいこと、施工期間が短いこと、将来的な補修も塗り直しで対応できることです。
〇費用について
今回の工事費用のおおよその内訳(参考)です。
・トイレリフォーム工事(解体・配管・便器・床・壁):45万円
・電気工事(コンセント・照明等):2万円
・追加塗装・仕上げ工事:3万円
・合計(税込):50万円
上記は参考価格です。現場の状況(床下の配管状態・既存壁の劣化度など)により変動します。正確な費用は現地調査後にお見積もりいたします。
〇施工後のお客様の声
和式のままだとお客さんを選んでしまうトイレになってしまいますが、今は誰でも気持ちよく使ってもらえる空間になったと思っています。もっと早くやればよかった、というのが本音です。
〇よくあるご質問
Q1. 工事中、トイレはまったく使えなくなりますか?
今回の現場のように約1週間の工事期間中はトイレが使用できなくなります。飲食店・オフィスの場合は仮設トイレの設置をご提案することもあります。事前に近隣のトイレの確認もあわせてお知らせします。
Q2. 床下の配管を交換するとなぜ費用が上がるのですか?
床の解体・掘削・新規配管の材料費と、左官職人によるモルタル下地打設の工賃が加算されるためです。ただし、この工程を省略すると後日の水漏れ・詰まりリスクが残るため、NEWIDEでは状態確認後に必要な工程として適正にご提案しています。
Q3. マンションや雑居ビルでも和式から洋式への変更はできますか?
可能です。ただし排水管の位置(床排水か壁排水か)や、管理規約・オーナーへの確認が必要な場合があります。まずは現地調査にてご確認いたします。
Q4. 工事後の保証はありますか?
施工保証をご用意しています。施工後に不具合が生じた場合はご連絡ください。詳細は契約時にご説明いたします。
Q5. 見積もりから工事開始まで、どのくらいの期間がかかりますか?
現地調査から見積もり提出まで通常3〜5営業日、その後のご発注から着工まで1〜2週間程度が目安です。お急ぎの場合はご相談ください。
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場所
東京都大田区
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施工内容
トイレリフォーム(和式から洋式へ)

