〇お客様のご要望
ご依頼のきっかけをお聞きすると、「壁に引き戸を設置したい」というご要望でした。
間取りの状況を確認すると、廊下の正面にある部屋に直接入る出入り口がなく、必ず右隣の部屋を通り抜けなければならない動線になっていました。
「廊下から直接出入りできるようにしたい」というのが今回の工事の目的です。
もうひとつ、重要な条件がありました。
「クロス(壁紙)の張替えはしたくない」というご要望です。
これにより、既存の壁紙を傷めず、かつ仕上がりも美しく見せるための正確な寸法計算が求められる工事となりました。
〇施工計画
現地調査の結果、この壁の間仕切り下地はLGS造(軽量鉄骨)であることが確認できました。
計画はこうです。
開口部を設けたい箇所にある間柱を1本撤去し、その両側の残った下地に枠を固定します。
そこにアウトセット上吊り引戸を設置する、というのが今回の設計です。
クロス張替えなしの条件のもとで、既存の壁紙と新設の枠がどう収まるかを事前に図面で確認し、必要な寸法を細かく計算した上で着工しました。
〇施工のこだわり
・工程1 養生
石膏ボードをカットすると大量の粉塵が出ます。
室内の家具・床・エアコンを保護するため、マスカーをカーテン状に張って養生しました。
特に作業エリアと居住エリアをしっかり分けることで、粉塵が部屋全体に広がるのを防ぎました。
・工程2 間仕切りのカットと間柱の撤去
養生が完了したら、開口予定箇所の石膏ボードをカットします。
巾木(はばき)は電動工具ではなく手ノコで丁寧にカットしました。
電動工具では周囲の壁紙や床材を傷つけるリスクがあるため、仕上がりに関わる箇所は手作業で進めます。
ボードのカット後、開口部にかかる間柱を1本撤去して開口を完成させました。
・工程3 開口後に発覚した床の高さの違いへの現場対応
開口が完了した時点で、ひとつの問題が明らかになりました。
部屋側の床と廊下側の床で、高さが微妙に異なっていたのです。
間仕切りが存在している間は気づきにくい問題ですが、開口して初めて判明しました。
この場合、段差が邪魔して見切縁が取り付けできません。
その場で対応を検討し、下地材を使って廊下側の床高を調整することにしました。
この現場判断により、床の高さの違いが見た目上わからない状態に収めることができました。
・工程4 下枠の取付け
床の高さ調整が完了したところで、下枠を取り付けます。
床の高さが整った状態で下枠が収まることで、見た目も自然に仕上がります。
・工程5 引戸の取付け
いよいよ引戸の吊り込みです。
今回の設置で気を配ったのが、上吊り用レールとエアコンのコンセント位置の関係です。
事前の計画段階で、レールの右端とエアコンコンセントがギリギリの位置に収まることは分かっていました。
実際に取り付けてみると、計画通りの寸法で収まり、干渉なく施工を完了できました。
事前の寸法計算と現地の精度が一致した瞬間です。
・工程6 クロス張替えなしでの仕上げ処理
今回の工事で最も難しい工程のひとつが、この仕上げ処理です。
クロス(壁紙)を張替えない条件のため、新設した建具枠と既存のボードの間には、わずかな隙間が生じます。
これは寸法上やむを得ない部分ですが、そのまま見せるわけにはいきません。
そこで、建具と同色のケーシング(見切り材)を現場で加工し、この隙間に取り付けました。
ケーシングが隙間を自然に覆うことで、クロスを張替えなくても仕上がりが整った状態に見えます。
「クロス張替えなし」という縛りの中で、見た目の品質を落とさない。
その解決策として、ケーシングによる隙間処理を採用しました。
〇費用について
今回の工事費用の内訳(参考)です。
・ 建具新設工事(建具・枠・下地・施工費):200,320円
・ エアコン交換工事(撤去・処分・本体・設置費):99,000円
・ 仮設工事(養生・清掃):21,150円
・ 諸経費(交通費・産廃処分費・管理費など):49,530円
・ 合計(税込):407,000円
※ 上記は今回の施工実績に基づく費用です。建具のサイズ・仕様・壁の構造により変動します。
※ 正確な費用は現地確認後にお見積もりいたします。
施工後のお客様の声
廊下から直接部屋に入れるようになったことで、日常の動線が大きく改善されたとお喜びいただきました。
また、引戸を閉めることで部屋がしっかり仕切られるようになり、エアコンの効きが良くなったとのお声もいただきました。
「クロスを張替えないでこれだけきれいに収まるとは思わなかった」というお言葉が印象的でした。
ケーシングによる仕上げ処理が、既存の壁紙と自然になじんでいると感じていただけたようです。
〇よくあるご質問
Q1. 壁の下地がLGSでも引戸を設置できますか?
はい、対応しています。今回のようにLGS(軽量鉄骨)造の間仕切りの場合、間柱の位置と本数を確認した上で設計します。木造の場合と手順が異なりますが、どちらも対応可能です。
Q2. クロスを張替えずに建具を新設できますか?
条件によっては可能です。ただし、枠と既存ボードの間に生じる隙間をどう処理するかが重要です。今回のようにケーシングで対応できる場合もありますが、隙間の大きさや状況によっては張替えが必要なケースもあります。現地確認の上ご提案します。
Q3. 開口してみて初めて分かる問題はありますか?
あります。今回の事例のように、床の高さの違いが開口後に発覚するケースがあります。NEWIDEでは現場でその場対応ができる体制を整えており、想定外の問題が出ても追加費用や工期の大幅延長なく対応できるよう努めています。
Q4. マンションでも室内建具の新設は可能ですか?
マンションの場合は管理規約の確認が必要です。壁の種類(RC壁・軽量鉄骨間仕切りなど)によっても施工方法が変わります。まずは現地確認の上ご提案いたします。
Q5. 見積もりは無料ですか?
はい、現地調査・お見積もりは無料です。お気軽にご相談ください。
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川崎市・神奈川・東京エリア対応
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場所
東京都練馬区桜台
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施工内容
引戸新設内装工事(上吊り引戸・アウトセット納まり、エアコン交換)

